勉強法 ①中級編

今日は中級者向けにオススメの勉強法を書いていきたいと思います。

初心者編でオススメした実戦を多く指すという勉強法は継続していただいて、

それと合わせて定跡を勉強するのがいいかなと思います。

定跡とは、昔から研究されてきて最善とされるきまった指し方のことをいいますが、

先人が年月をかけて築き上げてきたものですから、定跡を勉強するというのは、

非常に効果が高いです。定跡は戦型別に分類すると膨大な量が存在しますが、

その中でもオススメなのが、矢倉と四間飛車です。居飛車、振り飛車とカテゴリーは違いますが、

基本的な考え方は似ています。将棋の格言には、「玉の守りは金銀三枚」「攻めは飛角銀桂」という

言葉がありますが、矢倉と四間飛車両方に共通しています。

この二つの戦法を勉強することによって、将棋の本質や基本を理解することができると思いますし

他の戦法にも応用が利きます。例えば、四間飛車を勉強することによって、三間飛車や向かい飛車などにも

応用が利きますし、振り飛車の捌き方という点でも共通するものがあります。

また、定跡を勉強する際には、本を読むというのが一般的だと思いますが、本を読んで勉強しただけでは

なかなか身に付きません。大事なのは盤上に並べて、なぜそう指すのかということを

自分なりにしっかり考え、それを何回も繰り返し盤上に並べることです。

このように、定跡を勉強することは棋力が向上する上でとても重要だと思います。

定跡以外にも、大事な勉強法はあるのですがそれはまた後日書きたいと思います。