A級順位戦 久保九段VS広瀬八段

A図は後手が96銀成とした局面。

駒の損得こそないものの、先手が少し苦しそうな印象を受けます。

飛車が窮屈なことと、角が押さえ込まれそうだからです。

96銀成に対し79角と引くと87成銀で指す手が難しいとみた久保九段は

A図から64角と出ます。以下、同金、96香と進みます。

B図から56歩があまり良くなかったようです。

代えて97角~押さえ込みの方針で指す方がよかったとの

感想が残されていました。

56歩以下、同飛、55金と攻め合いになりましたが、後手は玉が薄い為

強い戦いができません。最後は久保九段がしっかりと受けきって勝利。

関西でA級棋士は今のところ久保九段ただ一人なので、頑張ってほしいです。