2日目の昼食休憩のあたりで個人的には羽生名人がやや指せるのかなと思っていましたが、
進んでみると郷田王将が優勢を築いていきました。
羽生名人は、46手目で62飛車とすべきだったとの感想が残されています。
それが下の図。
本譜はA図から64同角、65歩、42角とされましたが、
角は73に置いといたまま62飛車として歩を取った方がよかったとの感想が残されています。
42角と引いた為に57角とされて84歩を狙われたのが痛かったようですね。
トップ同士の戦いだとこのあたりの少しの違いで形勢に差が出てくるということです。
本譜はじわりじわりと郷田王将が優勢を築いて終盤の途中で羽生名人を投了に追い込みました。
第2局は羽生名人の先手。挑戦者の巻き返しが期待されます。